酒は百美の長!?

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酒は百薬の長という。適量の酒はどんな良薬よりも効果がある、という意味だ。酒は緊張をほぐし、気分を良くしてくれる。飲兵衛が酒を飲むための大義名分、自己弁護に聞こえるかもしれない。だがこの薬、健康や美容にも効果があるとすればどうだろうか。

日本を代表するお酒、日本酒。白米、米麹、醸造アルコール、水を主な原料とし、日本特有の製法で醸造される。ウイスキーやワインなどの他の酒と比較しても高度な醸造技術が必要とされるため、製品として完成するにはとても手間のかかる種類の酒だ。欧米では、寿司(SUSHI)、刺し身(SASHIMI)と並ぶ、日本食の代名詞として一大ブームになっている。

一方、日本では、ビールや果実酒、リキュールの台頭により日本酒の消費量は減少の一途をたどる。確かに、男性にとっては飲み会での「とりあえずビール」は必要かもしれない。女性はカラフルなカクテルを飲んでいる方が可愛いかもしれない。しかし、日本酒は日本が誇る素晴らしいお酒だ。  

日本酒1 そこで今回は、日本酒を飲んだことがない方、あまり馴染みのない方に、特徴や味わいは二の次にして、飲むことで得られる嬉しい効果について紹介したいと思う。これでまずは日本酒へのイメージを変えていただきたい。

醸造酒である日本酒には、原料や発酵で生じる成分、つまりお米の栄養分がほとんどそのまま含まれている。だから健康にはもちろんいいし、美肌、美白、保湿などの様々なスキンケアに適した効果があるのだ。

米麹…シミやそばかすの原因であるメラニン色素を抑制し、美白に貢献。更に細胞を活性化させるため、肌のハリを取り戻す若返り効果も期待される。

アミノ酸…タンパク質の元になるアミノ酸は、角質層で保湿成分として働いて、美しい肌を作る。日本酒には、なんとワインの10倍以上も含まれているのだ。肌同様に、髪もタンパク質で出来ているのでコシやツヤのある髪になる。育毛や発毛効果もある。

フェルラ酸…米の細胞壁に含まれ、紫外線が皮膚に吸収されるのを防ぐ作用がある。血糖値や血圧も下げてくれ、高い抗酸化作用は認知症にも効果がある。

◎アデノシン…毛細血管を活性化させ、筋肉をほぐしてくれるので、肩こりの解消や冷え性の改善に効果的だ。また、育毛にも効果的で、市販の育毛剤にも含まれている成分である。

◎aGG(アルファ・グリコシルグリセロール)…糖アルコールの一種で、ヒアルロン酸やコラーゲンの生成を促進させ、肌の保湿力や弾力性を維持・向上する。

病気にも…痴呆症・糖尿病・がん・狭心症・心筋梗塞・高血圧・肝臓病・骨粗しょう症・アトピー性皮膚炎などの予防や改善に効果的。

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日本酒の素晴らしい効果の一部が、お分かりいただけただろうか。また、日本酒を飲むと太りやすいと言う人がよくいるが、肥満の原因には誤解がある。アルコールが食欲を麻痺させるので、つい食べ過ぎてしまうことが原因なのだ。お酒のカロリーは一般的にエンプティカロリーと言い、糖質や脂質よりも先に最優先で熱として放出されるので、心配ご無用。

ただし、飲み過ぎは禁物だ。人間の体が一晩(8時間)に分解できるアルコール成分は35〜36mm程度。この量が、日本酒だと一日2合(360ml)が目安となる。

是非、普段の生活に数滴でも日本酒を注いでみて欲しい。あなたのお肌と日々が、潤うことだろう。  

 

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ABOUTこの記事をかいた人

Tetsu

温泉めぐりや青春18切符での電車旅など、スローライフ好き。海外で農業支援をするべく、ただいま修行中だったり。