日本における「お辞儀」のあり方

 

お辞儀1

学校、会社、街なか…

至る所でお辞儀をしている人を見かけたことはないだろうか?

日本では、「お辞儀」は最も一般的な挨拶のひとつであり、欧米人からしてみれば不思議な光景かもしれない。日本においてお辞儀は「挨拶」「感謝」「敬意」の意味合いがある。

では、なぜ「お辞儀」をするのか?

日本において、お辞儀をすることは相手に対して自分が敵で無いことを示す。相手に首を出し、頭を下げるのは、自分の身体の中で一番弱いところを相手に見せる動作である。その部位を殴られてしまえば死に至る可能性もある。こういった意味で「敬意」を表している。

このような意味合いがある中で日本では

・座礼

・立礼

に大きく分けられる。

 

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座礼とは、座ったままお辞儀をする動作であり、

浅い礼の順に

①首礼(しゅれい)

②目礼(もくれい)

③指建礼(しけんれい)

④爪甲礼(そうこうれい)

⑤折手礼(せっしゅれい)

⑥拓手礼(たくしゅれい)

⑦双手礼(そうしゅれい)

⑧合手礼(がっしゅれい)

⑨合掌礼(がっしょうれい)

がある。

これらの座礼で気をつけなければならないのは、体と手がばらばらになっているお辞儀にならないようにすることである。ばらばらに動くことにより、落ち着きがない、心がこもってない礼と思われてしまうことがある。

次に立礼である。

立礼とは、立ったままする礼であり、

①会釈(浅い礼):15度

②敬礼(普通の礼):30度

③最敬礼(深い礼):45度

の3種類がある。

それぞれに細かいルールはあるものの、一番気をつけなくてはいけないのは『角度』である。

また、この3つ以外に90度のお辞儀が存在するが、天皇などの身分がはるかに高い人物に使われる。

 

TPO(Time Place Occasion)に合わせて『お辞儀』を使い分けることにより、相手に与える印象は変わるのかもしれません。

 

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