12月といえば、クリスマスと大晦日以外にも大事なイベントがあります。
今年2014年の12月22日は、冬至です。
この日は一年間の健康と運気を担ぐ重要な日のひとつでもあります。毎年何気なく過ごしてしまうかもしれませんが、昔からの意味や由来があっての慣習です。今年こそは、この1日を押さえて冬への備えを万全にしましょう。
冬至とは、
一年で最も昼が短く、夜が長い日です。この日を境にして昼間の時間が延びていきますが、寒さは一段と増していくので、冬のはじまりを感じる節目でもあります。毎年12月の中旬頃になります。
昔の人々にとって冬季の到来は植物が枯れ、動物が冬眠し、食料が手に入りづらくなることを意味していました。そのため、冬至の日には寒さを無事に越せるよう無病息災を祈る慣わしをしたり、太陽の力が弱まり闇が深まる日であるため、厄払いの儀式を行ったりしていました。
それでは、現在でも行われている冬至の行事とその由来をご紹介します。
その1. かぼちゃを食べましょう
”冬至にかぼちゃを食べると、風邪を引かない”
【理由】
・野菜が不足しがちな冬でも保存可能で、栄養も多く含まれている
・「ん」が付く=運が付くという語呂合わせから、ナンキン(別称)は縁起が良い
・果肉の黄色は金運の上昇につながる
・南方から伝来した夏の作物は、陽の食べ物なので厄除けになる
【食べ方】
煮っ転がし
鮮やかな黄金色で運気上昇! 栄養満点なのでオススメです。
レシピ:「黄金比率でかぼちゃの煮物」 クックパッド
スープ
定番メニューに飽きているのなら、パンと一緒に洋風でどうぞ。
レシピ:「かぼちゃのポタージュ」 オレンジページ
サラダ
和洋問わずにサイドメニューでも食べられます。
レシピ:「かぼちゃサラダのつくりかた」 キューピー
その2. 柚子湯に入りましょう
”柚子湯に入って、融通がきく”
【理由】
・「融通がきくように」という語呂合わせ
・「湯治(薬入りの湯にはいって病気を治すこと)」と「冬至」どちらも読みが同じ
・血行を良くして身体を温める効果があり、冷え性や風邪の予防になる
・ビタミンCが多く含まれており、お肌に良い
・リラックス効果のある香りには、邪気を祓う力もあると言われている
【方法】
丸ごと
丸ごと数個の実を湯に浮かべてもお風呂が良い香りになります。
切る
5、6個の実を輪切りか半分に切って湯に浮かべましょう。
絞る
熱湯につけて柔らかくなるまで20分程蒸らしたら、布に入れて絞り汁を湯に入れます。
布袋は口を閉じて湯に浮かべましょう。
※子供や、デリケートなお肌には刺激が強いためご注意下さい。お肌に合わない場合があるので、まずは切らずに数個だけ浮かべて様子をみることをおすすめします。
いかがでしたでしょうか?
駄洒落も多くありますが、ちゃんとした効用が期待できるからこそ続いてきた習慣です。「病は気から」とはよく言ったものですが、以上のことを守って冬至を過ごせば冬を迎える気の持ちようも変わってきます。季節のイベントとして楽しみながら、心身ともに元気になりましょう。
参考:日本文化いろは辞典
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