みなさん、料理における『さしすせそ』をご存知ですか?
この『さしすせそ』は、
・砂糖(さとう)
・塩(しお)
・酢(す)
・醤油(せうゆ/しょうゆ)
・味噌(みそ)
の5つを指します。
これらは和食の味付けの基本となる5つの調味料ですが、実は使う順番を覚えるための語呂合わせとしても使われています。
今回は、この5つの基本調味料について探求します。
◎各調味料の効果、種類
砂糖
種類:ザラメ糖・三温糖・黒砂糖・上白糖・グラニュー糖
効果:甘みを増す・照りを出す・酸化や腐敗を防ぐ・臭みを取るなど
塩
種類:原塩・精製塩・荒製塩・食卓塩
効果:ミネラル補給・旨味の凝縮・臭み取り
酢
種類:穀物酢・米酢・純米酢・玄米酢・果実酢・りんご酢・ブドウ酢
効果:殺菌効果・アク取り
醤油
種類:濃口醤油・薄口醤油・白醤油
効果:食欲を高める・殺菌効果
味噌
種類:豆味噌・米味噌・麦味噌
効果:体内の酸化防止・がんの予防・疲労回復
◎順番は大事
使う順番を覚えるための語呂合わせとしても利用されていると述べましたが、実はこれには理由があります。
砂糖を最初に入れるのは、甘みはなかなか浸透せず、醤油や塩が先に入ると甘みは付きにくくなってしまいます。また、砂糖は素材を柔らかくしてくれます。
次に塩ですが、塩は浸透圧が高く、食材から水分を呼び出す効果もあります。
3番目にはお酢を入れますが、実は塩以上に食材に味がしみるのを妨害してしまうので塩の後に入れます。
お酢が入り、調理が進んでくると醤油と味噌が登場します。醤油と味噌は、風味を楽しむものであるので、仕上がりが近い4番目に入れます。
◎知られていない「さしすせそ」
「さしすせそ」は、調味料として一般的にしられていますが、
実は家事の語呂合わせとしても存在します。
さ=裁縫、し=躾(しつけ)、す=炊事、せ=洗濯、そ=掃除
家事として外せない5つです。
参考:
「調味料のさしすせそ」全部言えますか!?
調味料「さしすせそ」の順番とタイミング
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