神社にお参りしたあと、おみくじを引き、吉か凶かを占う。
初詣の醍醐味の1つである、おみくじでその年の運勢を占うことはありませんか?
この、毎年何気なくやっている占いの起源や本当の意味を知っていますか?
今回は、私達に馴染みのある占いの一つである『おみくじ』についてです。
◎起源
おみくじは「御籤」または「御神籤」と書き、かつては神意(しんい)をはかるために使われていました。その始まりは、鎌倉時代までさかのぼり、田んぼに引く用水の順番決め・畑や漁場の割り当てを決めるときに、話し合いがつかない際に使用されていました。
◎運勢の良い順番は?
同じ吉でも「大吉」と「中吉」ですと、どちらが運勢が良いかはわかりますよね。実は、大吉や中吉のような区別は神社やお寺によって様々です。一般的な『7段階』と『12段階』の分け方を見てみましょう!
ー7段階ー
大吉 > 中吉 > 小吉 > 吉 > 末吉 > 凶 > 大凶
ー12段階ー
大吉>中吉>小吉>吉>半吉>末吉>末小吉>凶>小凶>半凶>末凶>大凶
どうしても、吉か凶かで一喜一憂していまうかもしれません。ですが、この運勢はあくまでも目安であり、おみくじ自体は運勢ではなく、書いてある内容に目をむけるべきです!
運勢が悪いからと落ち込むのではなく、隅々まで読んでみましょう。
◎持ち帰る?結んで帰る?
おみくじを持ち帰るか、神社の木に結んで帰るかには諸説あり、これまた神社やお寺によって様々ですが、共通して言えるのは、
・良いおみくじは持って帰るか結んで帰る。
・悪いおみくじは利き手では無い方の片手だけで結んで帰る。
の2つです。ですが、良し悪しに関しては、吉凶と内容を読んで判断しましょう。
帰った際はお財布や名刺入れに入れると良いです。処分する場合はゴミ箱ではなく、引いた神社のお焚き火で燃やしてもらうことが望ましいです。
◎番外編
近年、外国からの観光客向けに英語で書かれたおみくじを用意している神社もあるそうです。もし、見つけたら引いてみてはいかがでしょうか?
初詣で引くおみくじはその年の運勢を決めるものではなく、
次のおみくじを引くまでのものです。
吉凶にとらわれず、年始に引くおみくじを自分の行動を戒めるためにも一年間持つのも良いでしょう。
参考:
おみくじに関するうんちく、おみくじの良い順番は?
おみくじの順番と結び方は?勘違いが運を逃します
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