11月4日~6日の3日間にわたり、ヒューリックホール(東京・浅草橋)にて開催中の『関東ブロック 伝統的工芸品展2016』の様子を出展している都道府県別にご紹介します。
関東ブロック 伝統的工芸品展2016とは
毎年、秋~冬にかけて関東の1都10県から集まった工芸品と工芸士が展示と実演をするイベントとなっています。昨年は文京シビックセンターにて開催され、今年も昨年に続きヒューリックホール(浅草橋)での開催となっています。
【名称】関東ブロック 伝統的工芸品展2016 ~NIPPONを楽しむ:あなたのクールなオンリーワン見つけてください~
【開催期間】2016年11月4日〜6日 (4日15:00~19:00・5日:10:00~17:00・6日10:00〜17:00)
【開催場所】ヒューリックホール&ヒューリックカンファレンス(東京都台東区浅草橋1-22-16 ヒューリック浅草橋ビル2F)
【主催】一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会 ・ 関東ブロック伝産事業実行委員会
【後援】関東経済産業局・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・新潟県・長野県・山梨県・静岡県・公益社団法人日本デザイン振興会
【協力】日刊工業新聞社
【入場料】無料
【アクセス】
- JR総武線 浅草橋駅[西口]より徒歩1分
- 都営浅草線 浅草橋駅[A3出口]より徒歩2分
- JR秋葉原駅より徒歩10分
【連絡先】東京都工芸染色協同組合(TEL : 03-3953-8843)
【HP】http://www.nikkansc.co.jp/eve/dento
国指定の伝統的工芸品と出会えるブース〜28産地が出展〜
2016年度は、28の産地が出展をしました。本イベントは、関東地域に根ざす日本の伝統的工芸品が一堂に会するイベントとなっています。
また、多くの品目で実演が行われており、職人の技を間近で見ることが出来ます。
東京都
東京都からは、『村山大島紬・本場黄八丈・多摩織・東京染小紋・東京手描友禅・江戸指物・江戸木版画・江戸切子』の全8品目が出展しました。
神奈川県
神奈川県からは、『鎌倉彫』が出展しました。
埼玉県
埼玉県からは、『秩父銘仙・春日部桐箪笥・江戸木目込人形・岩槻人形』の4品目が出展しました。
千葉県
千葉県からは、『房州うちわ』が出展しました。
栃木県
栃木県からは、『益子焼』が出展しました
茨城県
茨城県からは、『真壁石灯籠』が出展しました。
群馬県
群馬県からは、『桐生織』が出展しました。
山梨県
山梨県からは、『甲州水晶貴石細工・甲州印伝・甲州手彫印章』が出展しました。
長野県
長野県からは、『木曽漆器・南木曽ろくろ細工・飯山仏壇・松本家具』が出展しました。
新潟県
新潟県からは、『羽越しな布・新潟漆器・村上木彫堆朱』が出展しました。
静岡県
静岡県からは、『駿河竹千筋細工』が出展しました。
工芸の楽しさを再発見:特設コーナー
ねこと工芸品
今回のイベントでは、「カワイイねこ」をモチーフにした工芸品の特設コーナーがあります。
『織物・版画・置物』をメインに、かわいらしく、つい手に取りたくなってしまう工芸品が一堂に集結しました。
「熊本」応援
今回は特別に熊本県から、『小代焼・高田焼・天草陶磁器』の3つと熊本の特産物の特設コーナーも設置されています。また、初日にはくまモンが特別来場しました。
トークセッション
今回の目玉の一つでもあるトークセッションでは、「若手女性起業家と若手職人3人衆:日本の伝統文化を次世代につなぐ」と題して、株式会社会える 代表取締役の矢島里佳氏が初日登壇しました。
二日目の5日10:30〜12:00は、「現代生活にマッチする工芸品にするために」と題して、グラフィックデザイナーの廣村正彰氏・公益社団法人振興会 事業部長の川口真沙美氏・文京学院大学 准教授の川越任恵氏が登壇します。
体験コーナー
本イベントでは、参加者が実際に工芸品を作る体験コーナーもあります。
自ら工芸品を作る機会は少ないですが、貴重なのでぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
体験一覧
工芸品 | 4日 | 5日 | 6日 |
体験内容 &料金 |
飯山仏壇 | / |
各時間4名 |
/ | 彫金アクセサリー「指輪」製作 ¥3,000 |
江戸木目込人形 |
/ |
10名 13:00〜18:00 |
/ | わらべ人形(木目込む部分)の製作 ¥5,000 |
江戸切子 | 1名ずつ体験 15:00〜17:00 |
1名ずつ体験 13:00〜17:00 |
1名ずつ体験 13:00〜17:00 |
小皿・ペーパーウェイトに切子を施す体験 ¥2,000 |
江戸指物 | 2名ずつ体験 15:00〜17:00 |
2名ずつ体験 11:00〜18:00 |
2名ずつ体験 11:00〜16:00 |
カンナを用いてヒノキ材を削り、八角箸の製作 ¥2,000 |
新潟漆器 | / | 20名 13:00〜18:00 |
20名 10:00〜16:00 |
綿塗アクセサリー研き出し・磨き体験 ¥4,000 綿塗箸の磨き出し・磨き体験 ¥1,000 |
南木曽ろくろ細工 | 2名 15:00〜16:00 17:00〜18:00 |
2名 |
2名 |
カンナを使ってろくろを回しながら木材を削り、パン皿(24cm) の製作 |
甲州手彫印章 | 2名ずつの体験 15:00〜18:00 |
2名ずつの体験 |
2名ずつの体験 10:00〜17:00 |
はんこ彫刻一字を削る/篆刻(てんこく)体験 ¥1,500 |
パンフレット・会場見取り図ははこちら
〜最後に〜
地方の工芸品に触れることのできる良い機会だと思います。ぜひ週末に足を運んでみて下さい。
【カメラマン】金子 燎之介