神田明神は江戸城の拡張に伴い、大手町から今の外神田へ移り400年が経ちました。
2015年の神田祭は、奉祝大祭として行われ、例年より一層熱気をおびています。
日本三大祭のひとつ、神田祭。その中でもメインの神事と言われる神幸祭(しんこうさい)の一日を追いました。
同日に行われた「附け祭」については、こちらの記事もあわせてご覧下さい。
◎108町会を巡るゆえか、朝が早い!
神幸祭は、早朝5時すぎに「御鍵(みかぎ)渡しの儀」から始まります。これは、庫(くら)の扉が開かれ、お神輿が境内正面に奉安される儀式です。
◎江戸・東京の下町を闊歩
氏子(うじこ)の町を守る神が乗っている三基のお神輿をはじめ、山車(だし)など500名からなる行列が108町会を巡り、お祓いをします。
約30キロメートルの道のりを歩き、夕方になると日本橋より「附け祭」の行列も加わって、なんと1000人規模の大行列になります!
威勢の良い掛け声が聞こえてきたので見に行くと、ちょうどお神輿が交差点を通過するところでした。このように、あちこちでお神輿や山車を目にすることができます。
余談ですが、いろいろなお神輿を追うために秋葉原からレンタサイクルを利用しました。電動アシスト自転車すばらしい・・・。移動はぜひレンタサイクルで。
◎最後は奉告と感謝を
秋葉原電気街などを巡行した行列は、19時すぎに神田明神に帰ります。夕闇の境内では、神幸祭の行列が無事に巡行したことをお伝えする「着輦祭(ちゃくれんさい)」が行われ、「木遣り(きやり)」と言って江戸中期から伝わる労働歌で神幸祭が締められます。
いかがでしたか。神幸祭がメインになる所以は、その規模にあるようです。
三越前を封鎖して行列が巡行する様子や、それをひと目見ようと多くの見物客が集まっており、まさに「天下祭」の名にふさわしいお祭りです!
次の神田祭は2017年です。次回も楽しみですね!今回見逃してしまった方は、ぜひ次回足を運んでみては?
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