1890年のこの日に大日本帝国憲法が施行され、この日から第一回帝国議会が成立しました。
今の国会の前身であった帝国議会は、第92回まで行われ、1947年までの57年間にわたり続きました。
大日本帝国憲法は明治憲法としても知られており、現行の日本国憲法との対比で旧憲法と呼ばれることもあります。
この憲法は、日本国憲法が施行される1947年5月3日まで改正されることはなく、立憲主義と国体両方の要素を持つ欽定憲法(きんていけんぽう)でした。
帝国議会は、衆議院と貴族院の二院制であり、貴族院は皇族・華族議員と天皇自ら選んだ勅選議員・多額納税の議員で構成されており、解散することがないものでした。
帝国議会の常会は毎年12月に招集され、会期は3ヶ月でした。
1947年3月31日の第92議会で衆議院が解散し、貴族院は停会されました。そして同年の5月3日には日本国憲法が施行され、帝国議会は国会に正式名称を変更し、今に至ります。