5月11日 計算尺の特許取得

1912年のこの日に、度器の目盛工であった逸見治郎が編み出した独自の計算尺で特許を取得しました。
逸見氏は1895年に独自の計算尺を完成し、1909年に特許庁に出願しました。後、1933年には逸見製作所(現・ヘンミ計算尺)を設立しました。

計算尺とは、対数を利用したアナログ式の計算用具であり、棒状や円盤状のものがあります。
計算尺のほとんどは乗除算、三角関数、対数、平方根、立方根などの計算式で用いられ、加減算は向いていないといわれています。また、計算尺は結果をイメージで示すものであることから、得られる結果は概数になります。

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