11月25日 「学問のすゝめ」最終編刊行

11月25日は福沢諭吉著の『学問のすゝめ』の最終巻である一七編が刊行された日です。

1872年に初編が刊行された『学問のすゝめ』は、福沢諭吉の代表作の一つです。多くの版本や現代語翻訳、英訳、漫画まで発行されたこの作品は、4年の時を経て一七編まで刊行されました。

福沢諭吉作で有名な『学問のすゝめ』ですが、実は初版のみ小幡篤次郎(おばたとくじろう)との共著でした。小幡篤次郎は幕末の中津藩士であり、第3代目慶應義塾塾長です。

近代の啓発書としては最も売れた書籍となっています。約300万部以上売れた本作品は、当時の日本の人口が3000万人程度であったころから約10人に1人が買っていたという計算になります。

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