群馬県の工芸品に会える年に一度の祭典 −第27回 群馬県ふるさと伝統工芸品展−

群馬県庁1階 県庁県民ホールにて、32品目(約80点)の展示、21品目の販売に加え、会期中3〜5名の伝統工芸士による実演を行うイベントが毎年行われています。

今回で開催27回目を迎える「群馬県ふるさと伝統工芸品展」についてご紹介します。

群馬県ふるさと伝統工芸品展

日程
平成29年6月1日㈭〜5日㈪
午前10時～午後6時（3、4日は午後5時まで、5日は午後3時まで）

内容
郷土の自然と暮らしの中で育まれた「群馬県ふるさと伝統工芸品」の展示や実演、即売

場所
群馬県庁1階 県庁県民ホール
〒371-8570 群馬県前橋市大手町1丁目1−1
公式HP：http://www.pref.gunma.jp/

アクセス
【電車・バス】
JR両毛線前橋駅下車、バス約6分
新前橋駅下車、バス約7分
中央前橋駅下車、バス約7分
【車】
関越自動車道前橋インターチェンジから
国道17号経由、約10分

主催
群馬県／群馬県ふるさと伝統工芸士会

群馬県ふるさと伝統工芸品とは

出典：群馬県

「群馬県ふるさと伝統工芸品」とは、平成5年9月6日に制定された「群馬県ふるさと工芸品指定要網」に基づき、知事がしている品目です。
指定されるにあたり以下の条件があることが特徴となっています。

• 主として日常の生活の用に供されるものであること
• その製造工程の主要部分が手工業的であること
• 伝統的かつ優れた技術または技法により製造され、相応な品格および造形を備えたものであること
• 伝統的に使用されてきた原材料が主たる原材料として用いられ、製造されるものであること

また、群馬県では「群馬県ふるさと伝統工芸品」とは別に「群馬県ふるさと伝統工芸士認定」を実施しています。
これは、平成11年7月9日に制定された「群馬県ふるさと伝統工芸士認定要網」に基づき知事が認定するものとなっています。

認定にあたってはいくつかの要件が必要となっているのが特徴的です。

• 群馬県ふるさと伝統工芸品の製造に関する高度の伝統技術・技法、知識を有し、その維持及び発展に努めていること
• 群馬県ふるさと伝統工芸品の振興に係る事業の推進等に貢献しており、かつ今後も貢献できること
• 後継者育成に熱意のあること
• 伝統工芸士にふさわしい高潔な人格を有すること
• 経済産業大臣から指定を受けた伝統工芸品の製造業者でないこと

知事指定の32品目が一堂に会する

本イベントでは、「群馬県ふるさと伝統工芸品」として認定された品目が一堂に会するものとなっており、展示品目は80を超え、展示と同時に21品目もの販売、そして伝統工芸士による実演が行われています。

展示・販売・実演品目

※★印付きは販売がある品目
※☆印付きは職人による実演がある品目

職人による実演＆近い距離でのコミュニケーション

今回は、8品目の伝統工芸士による実演が実施されています。

職人の手仕事を間近で見ることが出来、時には職人とコミュニケーションが取れる貴重な機会となっています。職人が作る逸品に込める想いや、それぞれのこだわりを是非聞いてみてはいかがでしょうか。

担当者よりメッセージ

「群馬県ふるさと伝統工芸品展を6月1日から5日まで群馬県庁１階県民ホールで開催しております。
今回で27回目の開催となる伝統ある展覧会となっております。
群馬県が指定した伝統工芸品のうち３２品目の展示や即売、伝統工芸士さん達による実演も間近でご覧いただけますので、ぜひみなさまお越しください。」

群馬県産業経済部工業振興課　地域産業係
主幹　伊藤 暢康氏

動画も合わせてご覧ください！

〜最後に〜

「群馬県ふるさと伝統工芸品展」は、群馬県の工芸品が一堂に介する唯一のイベントであり、百貨店などではなく群馬県庁で開催されるのが特徴です。
ぜひ、職人のワザを見て・聞いて・体験してみてはいかがでしょうか。

群馬県ふるさと伝統工芸品展 ギャラリー

実演職人

展示・販売品目

【文責：戸田 秀成】
【写真：金子 燎之介】