日本独特の繊細さを活かしたい−絽ざし作家 黒川朋子−
黒川朋子(Tomoko Kurokawa) 山口県生まれ。日本刺繍 絽刺し作家。 海外在住中に日本文化の大切さに改めて気付き、帰国後「花と絽ざし」を主宰。着物・帯・ハンドバッグ等の制作の傍ら、教室運営をはじめとする絽刺し…
黒川朋子(Tomoko Kurokawa) 山口県生まれ。日本刺繍 絽刺し作家。 海外在住中に日本文化の大切さに改めて気付き、帰国後「花と絽ざし」を主宰。着物・帯・ハンドバッグ等の制作の傍ら、教室運営をはじめとする絽刺し…
日本ならではの文化の中には、他国からもたらされ、独自の発展を遂げた文化もあります。 その一つに、人々の衣服に華を添えてきた刺繍があります。 刺繍は日本刺繍と絽ざし(ろざし)の2つに分類されますが、今回は「絽ざし」について…
みかも焼は、栃木県岩舟町にある窯元「三毳焼小楢窯」でのみ作られている焼き物です。創始者である父の後を継いだ2代目の川原井文雄さんが、土作りから窯出しまでを全て1人で行っています。先代から技と心を受け継いだ職人によって、ど…
川原井文雄(Fumio Kawarai) 有限会社栃木製陶みかも焼代表。陶芸家。 1968年生まれ。栃木県下都賀郡(現栃木市)出身。市内の岩舟町で全国唯一のみかも焼窯元「三毳焼小楢窯」を営む。高校卒業後県内の窯業指導所で…
三味線は、日本の伝統芸能において古くから使われてきた、この国固有の弦楽器です。中でも東京三味線は、胴作りを除く全ての工程を1人で行っています。14世紀末から受け継がれてきた三味線作りとは、いったいどのようなものなのでしょ…
伊東孝夫(Takao Ito) 有限会社石村屋代表。三味線を作る職人、三絃師(さんげんし)。 1949年生まれ。静岡県出身。高校卒業後、父の後を継いで三絃師として三味線作りを始める。限界を追求しながら培った技術から作られ…
宮本拓哉(Takuya Miyamoto) 宮本工業有限会社 代表。江戸鼈甲職人。 1982年4月6日生まれ。東京都豊島区出身。豊島区巣鴨で100年以上続く江戸鼈甲の老舗「宮本工業有限会社」の3代目。豊島区…
多くの工芸品が原材料の不足と日々戦うなか、その中でも一位、二位を争っているのが「江戸鼈甲/鼈甲細工(べっこうざいく)」です。 南海に生息するウミガメの一種であるタイマイの甲羅を使用して作られる鼈甲細工とはどのようなものな…
千葉県指定伝統的工芸品である「江戸組紐」は、効率よく品質の高いものを生産するために、分業により多くの職人が関わって作られています。 組紐の工程は、糸割り、染色、経尺(へいじゃく)、撚りかけ(よりかけ)、組み、切り房・切り…
中村航太(Kouta Nakamura) 株式会社中村正代表。組紐職人。 1974年生まれ。千葉県松戸市出身。松戸市内で120年続く江戸組紐の老舗「江戸組紐 中村正」の4代目。17歳のときに組紐を習い始め、製造業として江…
12月1日に、大田区伝統工芸発展の会が大田区内の小学校にて、総合学習の一貫として小学生が伝統工芸に触れる機会を提供しました。 羽田空港がある大田区には、大田区伝統工芸発展の会という職人のグループがあります。 4年生の生徒…
夏は日除け、冬は防寒対策として活用する簾。 東京では、都認定されている江戸すだれ職人は2人しかいません。 今回はその中のお一人で、東京都台東区で明治初期に開業し、株式会社田中製簾所の5代目代表を務める田中耕太朗さんにお話…
夏場は窓際に設置し、日差しを避けながら風を通すために活用し、一石二鳥で古くから伝わる道具であるのが簾(すだれ)です。 現在も和風の住宅などで使われているのを目にすることがある簾は、どのような歴史や用途があるのでしょうか。…
大川良夫(Yoshio Okawa) 有限会社大川セイロ店代表。曲物をつくる曲げ師。 1941年生まれ。東京都中野区出身。セイロ・フルイ・裏漉しといった曲輪加工品一式を扱う製造卸の大川セイロ店2代目。天然素材の材料だけを…