平安時代から続く曲物の技術と工程―セイロ・ウラゴシ―
皆さんのご家庭に、「セイロ」や「ウラゴシ」はありますか? セイロは蒸し料理に使われ、ウラゴシは細かい網目を使って材料を漉すために使いますよね。 近頃は金属製のものもありますが、木製のものは平安時代から継承され、今なお職人…
皆さんのご家庭に、「セイロ」や「ウラゴシ」はありますか? セイロは蒸し料理に使われ、ウラゴシは細かい網目を使って材料を漉すために使いますよね。 近頃は金属製のものもありますが、木製のものは平安時代から継承され、今なお職人…
町田久美子(Kumiko Machida) 有限会社マチダ代表取締役。東京手描友禅の職人。 1978年生まれ。東京都大田区出身。長澤龍二氏に師事した後、2009年に独立。プロジェクトチーム「そめもよう」を結成し、イベント…
日本には多くの伝統的染色技法があります。 その中でも「型染め」と「摺り込み染(すりこみぞめ)」には、型紙が欠かせません。 「伊勢型紙」は経済産業大臣指定伝統的工芸品の中で唯一の型紙です。 伊勢型紙のほとんどが伊勢国白子(…
日本には多くの和楽器があります。三曲演奏の際に用いられる三味線・箏(そう)または琴・尺八、お囃子などで使用される篠笛、雅楽で使用される雅楽器などと多くの場面で和楽器が活躍しています。その中でもひときわ目立ち、存在感がある…
伊勢型紙は、三重県の伝統的工芸品です。 流通しているほとんどが三重県で生産されている中で、神奈川県横浜市で作り続ける一人の職人がいます。 今回は製作はもちろん、教室運営を通して師匠から受け継いだワザや伝統を後世へ伝え続け…
和楽器の一つであり、日本の音楽文化を支える「和太鼓」。 国内はもちろん、海外でも親しまれており、近年は和太鼓を活用したプロ演奏者も活躍し、高く評価されています。 そんな和太鼓制作に込める想いを制作者であり、演奏者である畑…
釣り竿の中でも日本独自の製法で、今なお職人が1本1本を丁寧に作り続けている和竿というものがあります。 和竿と言っても、横浜竿・江戸和竿・郡上竿・川口竿・紀州竿・庄内竿のように、産地や特徴によっていくつかの種類があります。…
着物はどのようにできているのでしょうか。反物から着れる状態まで。そこには多くの職人が関わっています。 日々私たちが着る服は生産者が一貫作業を通して製品が出来上がるケースが多いですが、スーツや着物などの着衣は「仕立て屋さん…
吉澤均(Hitoshi Yoshizawa) 竿師 竿好(さおよし)。横浜皮はぎ研究会会長。 鶺鴒(せきれい)吉田喜三郎氏に弟子入りし、竿好の名をいただく。1人ひとりに合った1本を、見えないところまでこだわり、妥協せずに…
前回に引き続き、柳井畳店の柳井 博(やないひろし)さんのインタビューをお届けします。 前編はコチラ:世界に似た物はない?日本独自の畳の魅力〜前編〜 ◎制作を続けるにあたり原動力やモチベーションは何ですか 過去と未来ですね…
日本人には馴染みが強く、日本式家屋には必ずと言って良いほどあるのが「畳」です。畳は、日本固有のものです。 日本家屋に根付いた床材である畳の魅力は何なのか。今回は畳刺士の柳井 博(やないひろし)さんにお話を伺いました。 …
地域に密着しながら生き続けてきた大衆芸能の一つである日本の横笛、篠笛。 お祭りや歌舞伎には欠かせない和楽器であり、誰もが一度は耳にする音色です。今回は調律笛師の田中康友(たなかやすとも)さんにお話を伺いました。 (篠笛に…
和楽器は日本の伝統的な音楽に用いられており、実はその多くは他国からもたらされたものです。 ですが、和楽器といっても弦楽器、管楽器、打楽器、玩具・民具的なものと多くあり それぞれがどのような場面で使われるのかがわかりにくい…
埼玉県秩父地方では、国の伝統的工芸品に指定されている絹織物「秩父銘仙」が織られています。 この織物は独特の技法により生地に裏表がなく、玉虫色の光沢と色鮮やかな植物柄が特徴です。また、あまり高級でない絹糸を使用していたため…