夏の支度にかかせないのが浴衣です。
毎年、花火大会や夏祭りにかかさず着ていく人も多いのでは?
すっかり夏のオシャレとして定着した浴衣の歴史や着こなすアドバイスをご紹介していきます!
◎歴史
「ゆかた」の語源をご存知ですか?
ときは平安時代、貴族が体を水で清める沐浴をする際に着ていた湯帷子(ゆかたびら)が浴衣のもとになっています。だんだんと最初の3文字だけになっていって「ゆかた」が残ったのですね。
江戸時代から銭湯の普及とともに庶民のものとなり、着用する人がますます増え、暑い夏場の寝巻きとしても着られるようになっていました。
◎色から生活の知恵が
浴衣は、夏に着るラフな着物と言っていいでしょう。
昔は、昼間に白色の浴衣、夕方以降は紺色の浴衣というのが一般的だったようです。というのも、暑い夏の昼間に白というのは涼しげに見えますし、紺色に染める「藍」の成分は虫を寄せつけないという生活の知恵があったからなのです。
◎着こなしメモ
浴衣と帯の組み合わせに迷ったら、参考にしてみてください。
1,補色関係に
補色というのは、対照的な色どうしということです。メリハリがついて、お互いを引き立たせてくれます。
2,同系色に
色の濃淡をみて決めれば良いので、とても選びやすいです。柄がたくさんある浴衣でもすっきりと見えます。
3,帯の色を浴衣の柄の一色から
バランスのとれた見た目になります。
この夏、さらに浴衣ライフを楽しみたい方は、工房で浴衣の染めを体験して、まさに世界にひとつだけのオリジナル浴衣を作ってみてはいかがでしょう。また、小物のうちわにこだわってみるのもいいですよ!
参考:
きもの文化の伝承と発信のための教育プログラム
きものの三松
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