11月12日 全灯台の自動化

11月12日は、日本にある灯台全てが自動化された日です。
日本最古の灯台守(とうだいまもり)が勤務していたのは、長崎県五島列島の五島市に所属する女島灯台(めしまとうだい)でした。

灯台守とは、有人灯台に滞在して、灯台等を維持・管理する職、またはその職にある者のことを指します。灯台員や灯台職員とも言います。主な仕事は、灯台が常に航路標識としての役割を果たせるように維持管理することで、多くが灯台に併設または近隣に建てられた家に滞在していました。日本の灯台守は全員公務員であり、第二次世界大戦前は、逓信省(ていしんしょう)が管轄しており、戦後は海上保安庁が管轄していました。

日本最後の有人灯台は女島灯台であり、この灯台がある女島(めしま)は見上げるほどの断崖が続き、一年通して海上は平穏ではなく、近づきがたく上陸しにくい島の一つです。1927年7月8日に完工した女島灯台は、2006年11月12日に自動化され、同年12月5日には残務処理終了に伴い無人灯台となりました。

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