「白亜の殿堂」とも賞賛された国会議事堂。
11月7日は、現在使用されている国会議事堂の建設記念日です。
1936年(昭和11年)11月7日に竣工した国会議事堂は鉄骨鉄筋コンクリート造り、地上3階、地下1階、中央塔4階(最上部9階相当)からなっており、完成当時は内部におよそ390もの部屋があると発表されました。
建物は正面から見た時、左右対称の形になっており、左側には衆議院、右側には参議院が配置されています。
中央塔は、2階から6階部分までは吹き抜けの中間空間があり、その高さは33メートルとなっています。この空間の上には面積270平方メートルのホールがあり、その中央には展望室へ繋がる螺旋階段(らせんかいだん)があります。
そして、国会議事堂には「あかずの扉」があるのをご存知ですか?
中央玄関は天皇陛下をお迎えするとき・衆議院議員総選挙、参議院議員通常選挙の後に召集される国会に議員が初登院するとき・外国の国賓をお招きしたときにのみ使用されます。それ以外は、普段開くことがないことから「あかずの扉」といわれるようになりました。
現議事堂は日本の政治の中心地である議事堂としては実は5つめとなっております。
・第一次仮議事堂:1890年11月24日竣工、1891年1月20日焼失
・第二次仮議事堂:1891年10月30日竣工、1925年9月18日焼失
・広島臨時仮議事堂:1984年10月14日竣工、1897年解体
・第三次仮議事堂:1925年12月22日竣工
・現議事堂:1936年11月7日竣工
広島臨時仮議事堂は、当時日清戦争中であったことから指揮をとるにあたり、より戦地に近いほうが良いとされ唯一、東京以外で国会が開催されました。
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