1月30日は、年間20以上ある宮中祭祀の一つ、孝明天皇祭です。
宮中祭祀とは、天皇が国家と国民の安寧と繁栄を祈ることを目的として行う祭祀です。
宮内庁のホームページでは宮中祭祀を「宮中のご公務など」と表記していますが、現在も皇室祭祀令に基いて行われています。
孝明天皇祭とは、孝明天皇が崩御した日である1月30日に行われる宮中祭祀であり、皇居内にある皇霊をまつる殿舎の皇霊殿と孝明天皇の陵（みささぎ：天皇や皇后などの墓所）である京都の後月輪東山陵（のちのつきのわのひがしのみささぎ）にて祭典が行われます。
孝明天皇が崩御したのは慶応2年12月25日であり、新暦では1月30日にあたることからこの日に祭祀が行われるようになりました。
