1934年のこの日、渋谷駅前に忠犬ハチ公像が設置されました。銅像の除幕式には300人もの著名人が参加し、盛大に行われました。
忠犬ハチ公像は、ハチの美談に感動した彫刻家の安藤照(あんどうてる)が制作希望をしていたことによります。結果的には、日本犬保存会からの依頼によりハチの像が制作される運びになり、飼い主となっていた小林菊三郎がハチを連れて安藤のアトリエに通い、制作されました。
しかし、制作された忠犬ハチ公像は、戦時中の金属供出によって溶解され失われてしまいます。現在ある銅像は終戦後に復元された二代目の忠犬ハチ公像なのです。