お花見の「へぇ〜」を教えます

桜舞い散るこの季節に「日本人でよかったな〜」と心の底から思う人も多いことでしょう。 お花見の季節がやって来ましたね! 今回は、お花見そのもののルーツや食べ物の「そうだったのか!」、それから海外の桜に関する大規模なお祭りについてまとめました。  

◎歴史をたどる

1,花見に桜が定着 花見といえば桜というのが定着したのは平安時代とされていて、それまでは梅が花見の対象でした。このように変わったのは、貴族たちが特別に桜を愛でたことだとされており、今と変わらず不思議な魅力を感じていたようです。

2,桜=神様のやどる木 花見は豊作祈願の行事としての側面もありました。 「さくら」の語源を見てみると、 「さ」=田んぼの神様 「くら」=座る場所 というように、春になって山から里にきた神様がとどまる場所を表すとされています。 人々が桜の下で神様を食事でもてなし、宴を開いていたというのは、今の時代にも残っている風物ですね。   

花見団子

◎花見団子 

江戸時代からの定番は桜色・白色・緑色の3色団子です。 この3色の組み合わせが一般的で、桜色は桜を表し、春の息吹を。白は雪で冬の名残を、緑はよもぎで夏への予兆を表現しています。お団子から季節を感じ取ってもらおうという、昔の人の気遣いには恐れ入ります。  

◎桜のフェロモンで盛り上がる?

楽しいひと時を、もうひと押ししてくれるのが「桜の花粉」であるのをご存知でしたか? これは、花粉にあるエフェドリンという物質が関係しているようです。この物質は興奮を促す作用があるため、盛り上げるのに一役買っているようなのです!   夜桜

◎花見の将来

桜の名所では、樹齢が50~60年の老木が増えており、病気や害虫で伐採せざるをえない状況が目立ち始めています。 日本の貴重な風物として守るためにも、植樹・育成のボランティアや、自治体に寄っては寄付金を募っているところもあるようなので、個人でも協力していきたいですね。 桜道

◎国外の花見〜全米桜祭り〜

日本とアメリカの友好関係を強めるため、ワシントンD.C.に寄贈されたことを記念して開催されるようになりました。 街のあちこちでイベントが行われたり、パレードもあったりと、150万人が参加する大規模なお祭りです。 日本とは雰囲気も違った桜のイベントになっており、ぜひ参加してみたいですね。   今も昔も桜の不思議な魅力にとらわれ、変わることのないお花見の宴。 海外にも誇れるこの素晴らしい風物を、この先もずっと途絶えることのないよう、問題にも目を向けていきましょう。

 

参考:
暮らし歳時記
ライフアップワン
ぷりんさんと一緒
気になること、知識の泉

フォローしていただくと、更新情報を受け取ることができます。

「ものがたり」を共有する...