1953年のこの日に、滋賀県大津市坂本本町にある標高848mの比叡山全域を境内とする寺院である比叡山延暦寺（ひえいざんえんりゃくじ）の総本堂である延暦寺根本中堂（えんりゃくじこんぽんちゅうどう）が国宝建造物に指定されました。
根本中堂は、伝教大師である最澄（さいちょう）が788年に草庵を建てたのが始まりと言われています。根本中堂は何度も火事や戦禍によって焼失していますが、現在の根本中堂は1634年より8年の歳月をかけて再建されたものです。これは徳川三代将軍である家光の命であり、慈眼大師である天海（てんかい）の進言があって命じられたものです。
