正月15日の行事である小正月(こしょうがつ)の前日である14日は「十四日年越し」です。
元日から7日までを大正月と呼ぶのに対して小正月と言われており、正月の終わりとして位置づけられます。
昔はこの小正月までが松の内であり、門松を飾っていましたが、江戸時代の徳川幕府の命により1月7日までを大正月としました。ですが、この大正月は関東地方以外では広まらず、今でも関西地方では小正月まで門松を飾る所があります。
また、小正月は大正月とは違い、豊作祈願など農業に関する行事や家庭的な行事が行われることが中心となっています。
そして正月の終わりとしてこの日の夕方をもって門松を外します。
このことを「松納(まつおさめ)」といい、「松上がり」「松倒し」「松下し」「松送り」「松引」「松直し」「お松払い」などとも言います。