リアルALWAYS三丁目の夕日!?レトロな建物を見に行こう!

レトロな建物が建ち並ぶ、江戸東京たてもの園をご存知ですか?
江戸から昭和に建てられた歴史的な建物が移築され野外博物館となっています。
今回は、その中から7つの建物をご紹介します。

丸二商店

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丸二商店(まるにしょうてん)は、千代田区神田に昭和初期に建てられた看板建築という特徴をもつ建物です。当時、都電が走っていた靖国通りに直交する通りに面して建てられていました。昭和20年まで荒物屋が営まれていました。荒物というのは、ほうきやちり取りなどの日用生活用具のことです。展示されている建物の店内は、当時の様子を再現しています。

花市生花店

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花市生花店(はないちせいかてん)は、千代田区神田に1927年に建てられた看板建築という特徴をもつ建物です。花売りは当時、野山の花を摘んで売り歩いていました。そのため、このような花屋でお店を構えていたのは希少でした。2階窓下のレリーフに花が描かれているので、それぞれ花が何か見てみるのもいいですね。

武居三省堂

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武居三省堂(たけいさんしょうどう)は、千代田区神田に1927年に建てられた看板建築という特徴をもつ建物です。筆や硯などの文具のお店です。店舗部分は間口に対して奥行きが深くなっており、間口が広く奥行きの浅い江戸の町家とは対象的な構成です。さらに、道路に対して敷地が斜めに位置しているため、奥行き感がより強調されています。

大和屋本店

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大和屋本店(やまとやほんてん)は、港区に1928年に建てられた出桁造りの建物です。3階の軒下に何本もの腕木が壁に取り付き、出桁と呼ばれる長い横材を支えるつくりになっています。店舗部分は、かつお節や昆布などを販売する乾物屋の様子を再現しています。

小寺醤油店

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小寺醤油店(こでらしょうゆてん)は、港区に1933年に建てられた出桁造りの建物です。こちらのお店では、日本酒がメインの商品で、醤油や味噌などのほかに清涼飲料水や缶詰なども売っていました。展示されている建物の店内は、当時の瓶などが再現されているほか、当時使われていたレジも展示されています。店の隣には、商品の在庫などをしまっていた袖蔵があります。

村上精華堂

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村上精華堂(むらかみせいかどう)は、台東区に1928年に建てられた化粧品屋です。ここでは、アメリカの文献を研究して化粧品を製造していました。建物の外観は、イオニア式の列柱を並べてあるのが特徴的です。

前川國男邸

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前川國男邸(まえかわくにおてい)は、品川区に1942年に建てられた建築家前川國男の自邸です。戦時中の資材が不足がちな困難な状況のなか、建てられました。前川國男は、東京文化会館、東京都美術館をはじめ多くの建築物を設計した人物です。

おわりに

いかがでしたか。ここで紹介できなかった建物のなかには、千と千尋の神隠しのモデルになった銭湯もあるので、確かめに行ってみましょう。また、この施設は小金井公園の中にあるので、天気のいい日はピクニックも楽しめますよ。

インフォメーション

開園時間
4月~9月 9:30~17:30
10月~3月 9:30~16:30
※入園は閉園時間の30分前まで

休園日
毎週月曜日(月曜日が祝日または振替休日の場合は、その翌日)、年末年始

アクセス
JR中央線「武蔵小金井駅」からバス5分
西武新宿線「花小金井駅」からバス5分
花小金井から徒歩の場合は20分程度

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